ねじまき鳥。

思ったことをつらつらと。

体罰について。

私は体罰を肯定しない、が、否定もしない。

本当に必要であるならば、体罰じゃなくて「躾」と呼ばれるのだろうっていう意味で。

それを履き違えて理不尽な暴力をして「これは躾だ」という人は都合のいい言葉に置き換えているだけだな、と思う。

 

私が小学生の時も体罰はあった。

座っている席の机を蹴られたり、平手打ちされたり…。

ただ、私たちが悪いことをした上でのことだったので「躾だ」と思ってる。

ただ、その先生が他の小学校に移った時うちの小学校にいた時と同じ感じでしたのだろうけど、そこでは「体罰だ」と言われ揉めたらしい。

 

高校生の時も担任の先生がすごかった。

そこでは躾にしては度が過ぎている部分が多々あったので、体罰だと思う。

私は特別進学クラスにいて、そのクラスでは遠方から通う人たちのために寮があって私も寮生だった。

そして担任は3年間同じ。

 

クラスでは真ん中より上の頭のいい男子がいて、寮で勉強しすぎて授業中に寝てしまうという本末転倒な事を一番前の席でやってた。

それを担任の授業の時もやってしまって担任激怒→その男子の顔をアンパンマンになるぐらいまで殴る→最後にはその男子が座っていた椅子と机を窓から放り投げるという暴挙に出た。

ちょうど中庭を取り囲むように教室があったので、ほかのクラスの生徒がこっちを見る見る。

 

他にもクラスの一部が小テストでカンニングをしてたらしく、それを見つけた担任がほぼ全員(と言っても絶対してないと言いはる人以外、しかもその人もカンニングしてたんだけどね)ちょっと広い階段の踊り場に2時間正座させるとか、女子寮生が髪を染めたと言って女子寮生1時間正座とか(染めた人だけ呼べば良いのに、染めてない人も呼び出されて「染めたじゃろ」って頭をはたかれ「染めてません」って言ったら「口答えするな」って)数えたらキリがないくらいの体罰を3年間受けてきた。

 

だから高校時代はちっとも楽しくなかった。

「今度の模試(難しい)で全教科90点以上取れるなら修学旅行行ってもいいぞ」って言われて修学旅行に行ったのクラスで2人だけというエピソードもある。

もちろん、私も行かなかった。

入るまでこんな所だって知らなかったし。

その当時の担任はもう先生を辞めたらしい、と風の噂で聞いた。

今こんなことやってたら大問題だろうね。

まぁある意味思い出にはなってるけど。

 

この当時の私たちの親は良い大学に入るためなら体罰もやむを得ないって感じだったから、その正座してる時間に授業が止まってしまうのは困るけど、正座してるとか、殴られてるとかそういうこと自体はしょうがないんじゃない?って感じだった。

 

その考えが良いのかは今の時代と比べると正直分からない。

今の時代は「躾」でも体罰になるし、モンスターペアレントと言われる人がキーキー言ってうるさいし、生徒も先生もまともじゃないなって感じる。

しかも、モンスターペアレントって私と同年代の人が結構多いみたいでうんざりする。

 

ついでに「躾」について私の考え。

本来ならば親がするべきだと思う。

ただ、親では躾けられない事ってやっぱりあると思うから、それを学校なりご近所の世話好きさんなりが補うって形じゃないのかな。

そこには分からせるための暴力が必要ならばあってもいいと思う。(暴力って言葉は悪いけど)

例えば、まだ幼い子が水槽の中の金魚を手で鷲掴みにして外に出そうとしてる。

それを見た幼稚園の先生がその子の手を叩いて金魚を水槽の中に戻して、「こういうことをしちゃダメでしょ」ってまた手をぴしゃりと叩く。

これは暴力とか体罰にはならないと思うのだけど…。

 

体罰についてウィキペディアで調べてたら、私の言いたいこと全部載ってた(汗)

体罰ーwikipedia

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%93%E7%BD%B0

 

という訳で、今日はこの辺で。